宮古島を含む沖縄の郷土料理について、食材から飲み物、お菓子、調味料に至るまで、詳しく紹介しています。
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亜熱帯気候ということ、そして琉球王朝時代の中国との貿易、先の大戦後のアメリカ統治といった背景から、他の都道府県とは違った食材や料理がたくさんあります。
代表的な郷土料理を挙げると、ゴーヤーちゃんぷるーや豆腐ちゃんぷるーといった「ちゃんぷるー」を筆頭に、沖縄そばや中身汁など。
とくに私はこの中身汁が大好きで、沖縄そばのようにもっと知名度が上がれば良いのになぁと思います。
豚肉文化
肉は主に『豚』を使うことが特徴的です。
ポークランチョンミートといった缶詰に入ったものから、豚の足をまるごと食べる「てびち」、そして先に述べた「中身汁」は豚の内蔵の汁物です。
「ミミガー」といった豚の耳皮の料理までもあります。
郷土料理にはほとんどと言っていいほど使われているので、豚とは切っても切れない食文化となっています。
それでは豚ばかりなのか?というとそうでもなく、他にもヤギや牛も食べますし、もちろん鶏も普通に食べます。
つまり「豚オンリー」ということではなく、「メインが豚」と言ったほうが正確ですね。
食材
また、食材もインパクトのあるものばかり。
例えば、見た目も強烈なドラゴンフルーツに島とうがらし。ヘチマも食べますし、魚もカラフルなものばかり。
色味が強いことが特徴で、さすが亜熱帯気候といった感じです。
また、その名前にも「島◯◯」と頭に島が付くのも面白いですね。
島とうがらし、島豆腐に島バナナ・・・。それぞれ他の地域とは違うという意味でその名前なのかは定かではありませんが、見た目や味は、やはりひとくせ違います。
島とうがらしは品種が違いますし、島豆腐は大きくて固い。温かいまま売られていることも沖縄だけの特徴です。
飲み物
また、飲み物にも特徴があります。さんぴん茶やうっちん茶(ウコン茶)などはその代表格。
さんぴん茶は中国から入ってきたお茶で飲みやすくて美味しく、沖縄県民に幅広く飲まれているお茶なのですが、うっちん茶はまぁくせがありすぎて飲めたものではありません。(笑)こちらは薬味に近いかもしれませんね。
「ミキ」や「元気の子」といった甘い飲み物もあり、こちらは宮古島限定のジュースです。
私は小さい頃から「元気の子」ばかり飲んで育ちましたので、まさにソウルドリンクです。
そして、お酒はアルコール度数の強い「泡盛」がメイン。
酒造もたくさんあり、沖縄産のブランドも数多くあります。
お菓子
次に、お菓子の代表格はサーターアンダギー。お土産ではバナナケーキやちんすこう、ブルーシールアイスクリームも人気ですね。
ブルーシールはアメリカから入ってきたアイス屋さんです。
最初は米軍基地内にしかありませんでしたが、今では沖縄のスーパーやコンビニであればどこでも買うことができ、私はハーゲンダッツに負けない美味しさだと思っています。
その中でも、私が一番好きなアイスは「ポーラベアー」というバニラをクッキーでサンドしたアイスです。これはもう病みつきになる美味しさです。
アメリカから入ってきた食べ物
また、A&Wという、こちらもアメリカから入ってきたハンバーガーチェーン店があります。沖縄県内ではモスバーガーやマクドナルドに負けないくらい幅を利かせています。
ここのオレンジジュースがとても美味しくて、そのためだけにお店に入ることもあります。店内の雰囲気もアメリカを感じることができ、オリジナルグッズも売られています。
他にもタコライスや、先ほど紹介したポークランチョンミートもアメリカから入ってきた食べ物です。
このように、アメリカから入ってきた食べ物、亜熱帯気候の食材、そして古来からあった豚文化が混ざり合った結果、現在の沖縄の郷土料理となっています。
どれも個性豊かなものばかりで、見た目や味にもインパクトがあるので、刺激が強いと敬遠される方もいます。
何を隠そう私自身も食べられないものが多く、実はゴーヤーや島とうがらしは嫌いです。
「沖縄出身なのに、ゴーヤーが食べられないの?」と良く驚かれますが、食べられないものは食べられません。(笑)
ドラゴンフルーツやヘチマやてびちも食べることはできますが、美味しいとは思ったことがありません。(笑)
ですので、良く「沖縄の料理はまずい」なんて揶揄されることがありますが、気持ちは分からなくもないです。
まずいというよりクセが強いんでしょうね。ということはつまり万人受けしないとも言えます。
もちろん、美味しいものは美味しいですし、このクセの強さが好きという方もたくさんいます。
ビールやわさびのように、最初は受け付けないけれど、だんだん病みつきになってくるあの感じと似ているかもしれません。
私も大人になってから海ぶどうを美味しいと感じることができましたし。
ということは、もしかしたらこの先、ゴーヤーや島とうがらしが美味しいと感じる日が来るのかもしれませんね。
また、お祝いの料理や文化についても掘り下げていますので、沖縄の郷土料理についてもっと深く知りたい方は、ぜひ確認してみてくださいね。