沖縄でポークが普及している理由とは?さまざな視点から考察

沖縄のポーク

沖縄の食生活として欠かせないのが、豚肉の缶詰であるポークランチョンミート。

そのまま訳すと、豚の昼食用お肉。そのため、ランチミートとも呼ばれたりします。元来はランチメニューとして定番だったようです。

いまや沖縄のソウルフードといっても過言ではありませんが、こんなにも普及している理由はなぜなのでしょうか。

その歴史背景や値段、料理などさまざまな視点から考察してみました。

スポンサーリンク

沖縄ではポークが普及

ポークの歴史

ポークランチョンミートは、世界では1941年頃から戦時の主食となり、沖縄では第二次世界大戦後の食糧難の時期に、米軍から豚肉の代用品として広まりました。

元々、豚を頭から足のつま先まで全部食べるほどの豚肉文化だった沖縄県民の舌にハマり、食べ物に困らなくなった今でも欠かすことのできない存在となっています。

沖縄では「ポーク」と呼ばれていますが、沖縄県以外では商品名の「SPAM(スパム)」と呼ばれているのが一般的です。

ハンバーガーチェーン店のフレッシュネスバーガーでも「スパムバーガー」として売られています。

私はこれが大好きで、行けば毎回必ず注文します。

また、あのスパムメール(迷惑メール)の名前の由来でもあります。

イギリスではスパムを連呼するCMがひたすら流れていたことから、ウザくて押し付けるような広告のことをスパムと呼ぶようになったそうです。

商品名で呼ぶのであれば、沖縄では「TULIP(チューリップ)」の方がメジャーなのですが、あのお花と呼び方が一緒になるので、そうはならなかったのでしょうね。

なぜチューリップの知名度が高いかというと、テレビでCMがバンバン流れるから。

先ほどのスパムといい、やはりCMの効果は絶大ですね。

「チューウリップ♪」というフレーズは、沖縄県民であれば誰もが口ずさめると思います。(笑)

なので、パッケージも見慣れていますし、私の実家でも、チューリップ一択でした。

スパムとチューリップの違い

チューリップ

スパムとチューリップの違いですが、まず形はチューリップの方が身が引き締まって硬く、型崩れをしていません。そのため、キレイに切り揃えやすいというメリットがあります。

続いて見た目ですが、スパムはピンク色が濃く、チューリップは白っぽいピンク色をしています。味は、見た目通りでスパムの方が濃く、チューリップは塩辛さが控えめです。

これは好みの問題になってきますので、もし食べたことがないのであれば、ぜひ食べ比べをしてみてください。

私は、小さい頃から食べ親しんできたというのもあって、どちらかというとチューリップ派です。

スパムやチューリップ以外でも、沖縄では各メーカーが数社ほど販売していますので、総称して「ポーク」と呼ぶのが自然なのかもしれませんね。

ポークの値段

また、東京に来てびっくりしたことは、その値段が高いこと。400〜600円くらいします。しかも、スーパーでもあまり目にかかれません。

たまたま見つけて、久々に食べようかなと手に取って値段を見た途端、目から火が出るかと思いました。

沖縄だと、200円程度です。

どこのスーパーにも必ず置いてありますし、良く目玉商品として安売りしているので、さらに数10円ほど安く手にいれることができます。

そのため、私は実家から半年に1度のペースで大量に送ってもらっています。実家が沖縄にあり、県外に住んでいる方は大抵そうなっているのかもしれません。

このように沖縄では、身近に安くてたくさんあるので購入しやすく、結果、料理にも使いやすい食材となります。

スポンサーリンク

ポーク料理

ポークたまご

料理として一番メジャーなのは、「ポークたまご」。ポークをウィンナーソーセージやハムのように扱い、卵と一緒に焼いて食べます。

朝食にピッタリですし、見た目も黄色と赤で華やかですよね。同じ要領でポークたまごおにぎりにしたり、パンに挟んでサンドイッチやハンバーガーにしたりします。

ポークたまご定食も普通にありますし、おにぎりは、コンビニでツナに負けないくらい定番商品として並んでいます。

ゴーヤーチャンプルー

次は「チャンプルー料理」。豆腐チャンプルー、ゴーヤチャンプルー、フーチャンプルーなど、メインと野菜を炒める料理ですが、そこでお肉ではなくてポークを使用するのが一般的です。

肉よりも塩辛さがあるので、チャンプルー料理にぴったり合うんですね。肉だと逆に物足りなく感じてしまいます。

私の実家ではしなかったのですが、他に味噌汁の具として入れたり、カレーに肉の代わりに入れたりする家庭もあります。

また、揚げるくらいの気持ちで油にひたひたと浸しながら焼くと、カリカリになって、ちょっと小腹が空いた時のおやつになります。

私はこの食べ方が一番多いかもしれません。(笑)

缶詰なので暑い夏でも関係なく保存もききますし、やはり沖縄県民にとっては相性の良い食材です。

まとめ

以上、沖縄でポークが普及している理由についてでした。

歴史的にも、値段的にも、そして文化的にも土地柄的にも、どれもうまく合わさった結果、現在のような切っても切れない関係になっているんですね。

そんなことに思いを馳せながらポークを口にしてみると、また違った味を楽しめるかもしれません。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする