宮古島に廃油ボールが漂着した原因は?着いた時の落とし方も

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宮古島と廃油ボール

「宮古島に大量の廃油ボールが漂着した」という、なんとも悲しい出来事が起こりました。(2019年4月)

きれいな海岸沿いに無数の廃油ボール・・・。せっかくの景観を損なってしまいますよね。

『廃油ボール』とはいったい何なのか、その原因や注意点、そして付着してしまった時の落とし方についてまとめました。

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廃油ボールとは

タンカーや船舶などから、海に排出された廃油が漂流するうちに、分解されない部分だけが残って他のゴミなどと合わさって固まったもの。

ボール上に丸くなるので、『廃油ボール(またはオイルボール)』と呼ばれます。

つまり自然現象ではなく、人間の仕業が原因で廃油ボールが出来上がるということ。

今回の出来事も、海のどこかで大量に油が排出された結果、それが流れ流され宮古島の海岸にたどり着いたというわけですね。

注意点

廃油ボールと聞くとなんだか響きが良いですが、いわゆる「汚い油」のこと。

黒くて粘着性があるので、体に触れるとなかなか洗っても落ちません。

小さくて砂に紛れ込んでいることもあるので、気を付けていても踏んでしまうこともあります。

そして、サンダルや靴などで踏むと、真っ黒に汚れてしまうので注意が必要です。

 
白い砂浜を誇る宮古島でも、こういった廃油ボールのようなゴミがたくさん漂着することもまた現実です。

住民や観光協会、宮古島市や自衛隊などがゴミを撤去する作業を行なって、きれいな景観が保たれているんですね。

廃油ボールが付いてしまったら

廃油ボールが肌や靴、衣服に着くと、水洗いや普通の石鹸だとなかなか落ちません。

 
そこで、廃油ボールの落とし方について色々調べたのですが、効果があるのはこの4つ。

・クレンジンクオイル
・食器用洗剤
・D-リモネン入りの洗剤
・KURE 5-56(浸透潤滑剤)

どれも油汚れに強いものばかりですね。

お肌にはお肌用の「クレンジングオイル」のみの使用が鉄則です。

 
D-リモネンとは、柑橘類の皮に含まれる成分のこと。

良く「オレンジ成分配合」とか「レモンクリーナー」と謳っている洗剤です。

香りも良いし、植物由来の成分なので安全性が高いです。

 
浸透潤滑剤とは、自動車や自転車、金属製品や工具類など、固着して取りはずしにくくなったねじのゆるめや錆とりをするもの。

例えば、ダイビングのウェットスーツやマリングッズなどに効果的ですね。

宮古島の漂着場所と原因

宮古島で廃油ボールが確認された場所は、高野漁港、浦底海岸、新城海岸、吉野海岸、保良漁港の5箇所。

どれも共通して島の東側です。

つまり、沖縄本島と宮古島との間の海上で、大量に廃油が排出されたことを示しています。

「原因は不明」と発表されていますが、なんだか不自然さが残りますよね。

同じ時期に同じ島の東側で大量に廃油ボールが確認される。

普通に考えると、海上でなにか事故があったのかもしれないと、思いますよね。

もちろん、この漂流物がどのタンカーから排出されたもの、といった特定は不可能です。

 
2018年1月に東シナ海で石油タンカーの衝突事故が起き、11万トンという原油が海に流れ出したことがあります。

その時も1ヶ月後に奄美大島や宝島に黒い油状の固まりが漂着したと報告されました。

しかし、国際環境NGOのグリーンピース・ジャパンからは、

「事故を起こした石油タンカーからの可能性が高いが、確かめるのは不可能。」と発表されました。

 
ですので、今回の宮古島への廃油ボールが漂着した大元の原因は突き止められず「不明」ということにしかならないのですね。

真実は闇の中に葬られることになりますが、どちらにせよ、意図的ではないことを心から願います。

 
その後、市や県の職員、海上保安部、自衛隊など総勢2,000人以上で除去作業が行われ、無事にすべて除去完了したと報告されました。

今回流れ着いた廃油ボールの大きさは1cmから5cmほど。

ゴム手袋で、1つずつ拾う作業はとても大変だったと思います。

まとめ

以上、宮古島の廃油ボールについてでした。

こういった廃油ボールの漂着は宮古島に限らず、これまでも、あちこちで確認されています。

西表島に石垣島、うるま市の平安座島や伊計島など、島が多い沖縄県に集中していますが、日本各地の海岸沿いにも漂着しています。

 

海に排出される廃油が原因とされていますが、具体的には、「タンカーの船内を洗ったあとに海水に捨てられる水」が主なのだそうです。

これは、人間がタンカーを利用している以上、事故も含め100%なくなることはできない現実でもありますね。

 

多くの島に漂着し、損害を与えている廃油ボール。

そして、漂着する以前に、海水汚染や海洋生態系への影響も考えられますので、根本となる原因の改善が必要ですよね。

このまま放置されてしまうと、どんどん環境破壊は進んでいく一方です。

タンカー以外の物流方法、廃油を流さない技術など、なんらかの改善策が今後取られることを切に願います。

  

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たいらまこ

宮古島出身。
宮古高校卒業後、沖縄本島で6年過ごしたのち、東京に10年以上在住中。

沖縄を離れたからこそ分かる違いや魅力、そして移住のことについて、島を知り尽くした管理人がご案内します!詳しいプロフィール

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