沖縄のグルクンとはどんな魚?味や食べ方、注意することなど

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沖縄のグルクン

『沖縄の魚』と言ってすぐに思いつくのは、グルクン(和名:タカサゴ)です。

沖縄県の県魚、宮古島市の市魚としても指定されているほど、沖縄(宮古島)にとって代表的な魚となっています。

宮古島で生まれ育った私にとっては、身近すぎて当たり前の魚なのですが、沖縄県外の方にとってはあまり馴染みがないかもしれません。
 

ここでは、そんなグルクンについて、どういった魚なのか、また食べ方や注意することなど詳しくまとめました。

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沖縄のグルクンとは

まずは、その見た目について。

全長はおよそ25〜30cm前後。小ぶりでスマートな体つきをしています。

全体的に赤っぽい色をしていて、背中は黒みがかっています。また、背中と体の真ん中に黄色のスジが2本通っていて、尻尾の先が黒くなっていることが特徴です。

赤くて黄色いスジが真ん中に入っている。

これさえ覚えておけば、もうひと目みただけで「あ、グルクンだ」と分かります。
 

ただ、赤い魚という印象が強いのですが、実は泳いでいる時はきれいな青色をしているんですね。

なんでも、釣り上げられてびっくりして興奮した結果、赤くなるとか。

見た目はクールでスタイリッシュなのに、急に赤くなる。この話を聞くと、ちょっと可愛らしくも感じますね。

食べ方と注意点

沖での船釣りになってしまいますが、個人でも釣りやすい魚なので、私の父が良く釣ってきて、そのまま夕飯のおかずとして出ることが多かったのを覚えています。

釣り好きの父がいる沖縄の家庭では、大体そうなることが多いのかもしれません。
 

食べ方としては、さばいてそのまま生で食べる「刺身」がメイン。身は赤っぽい白色で、その味は甘くて美味しいです。

しかし白身だけでは味気ないと、皮付きで出してくれるのですが、皮はコリコリしていて、個人的には皮なしが食べやすいと感じます。まぁ、これは好みの問題ですが。

あとは、小骨が多いので、少し注意しながら食べる必要があります。
 

そして、母が手にかければ、大好きな「グルクンのから揚げ」にしてくれます。

作り方は、うろこと腹わたをとって、背中を開き、小麦粉をまぶして、高音の油でカリカリに揚げたら出来上がり。

これがまぁ絶品で、本当にサクサクしていて、頭から尻尾まで、そして骨までも全部食べることができます。

私はこれが大好きで、いつも無言でボリボリとむさぼりついていました。(笑)

から揚げになると、今度は皮の方が美味しくなるから不思議です。(もちろんこれも好みです。)

日常でも食することが多いグルクンですが、尾頭付きなので、お祝い事にも適しています。

お祝いの多い沖縄県民にとって、このことも広く受け入れられた要因の一つなのでしょうね。
 

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沖縄のグルクンを手に入れる

グルクンの唐揚げ

それでは、このグルクンですが、釣らずに手に入れるにはどうすれば良いのでしょうか。

それは、沖縄のスーパーに行けば必ずあります。

 
鮮魚コーナーでは1匹まるごと生で売っていますし、さばかれた刺身も売っています。

また、グルクンは1年を通して捕獲することができるので、季節を問わず、いつでも店頭に並んでいます。

1匹100円程度、刺身だと400円程度で買うことができます。

そして、惣菜の揚げ物コーナーへ行けば、グルクンの唐揚げもあります。1匹100〜140円程度で、普通にコロッケやアジフライなどの隣に君臨しています。
 

沖縄県外でも、値段は高くなってしまいますが、アンテナショップで買うことができますし、今はネット通販でも買うことができます。(本当に便利な世の中です!)

居酒屋

また、沖縄居酒屋や定食屋でも食べることができます。

「グルクンのから揚げ定食」なんていうメニューもあります。ご飯とお味噌汁と一緒に、魚を丸ごと一匹食べられるので、満足感は抜群です。

こういったお店で食べると、こだわりの揚げ方や味付けも楽しめることができるので、色々と回ってみるのもよいかもしれませんね。

沖縄の「海鮮」居酒屋であれば、高い確率でメニューに載っているはずです。
 

ただ、刺身の場合は、すぐ味が落ちるため日持ちしませんので、あまり置いていないかもしれません。

やはり、新鮮なグルクンを堪能するのであれば、沖縄で食べることが一番ですね。

まとめ

以上、沖縄のグルクンについてでした。
 

いつでも食べられる。安く手に入れられる。色が鮮やか。そして味も文句なし。こういったメリットがたくさんあるので、沖縄県民に広く受け入れられているんですね。

デメリットは、先ほどもお伝えした通り、小骨が多いということ。

そして、あまり日持ちしないので、特に生で食べる刺身の場合は、新鮮なうちに食べなければいけません。

メジャーな食べ物ではありますが、特にお子さんに食べさせるのであれば、この辺りを特に注意する必要があります。

 
もし、グルクンを一度も食べたことがないというのであれば、これを機にぜひ食べてみてくださいね。

特に私が強くおすすめするのは「グルクンのから揚げ」。

あの美味しさとサクサク感は、口にしたらきっと病みつきになりますよ!

  

たいらまこ

ハマる美味しさ!

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たいらまこ

宮古島出身。
宮古高校卒業後、沖縄本島で6年過ごしたのち、東京に10年以上在住中。

沖縄を離れたからこそ分かる違いや魅力、そして移住のことについて、島を知り尽くした管理人がご案内します!詳しいプロフィール

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