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いよいよ2019年3月30日より、下地島空港からジェットスター(LCC)が発着が開始されました。
「米軍基地に利用される」なんて噂もあったので、ひとまずは安心です。
観光化がますます強化されていく宮古島。嬉しいような寂しいような。。。
出身者からしたらますます便利に安く帰れるので、ありがたいんですけどね。
ここでは、新しくなった下地島空港について詳しくまとめました。
下地島空港にジェットスター(LCC)が就航
ジェットスターが、下地島空港から成田空港間・下地島空港から関西空港間を就航します。
飛行機は180人乗りの「エアバスA320」を利用。
機体の色はシルバーで、オレンジが差し色になっていることが特徴です。
機内は全席エコノミー・クラス、座席は「3席・通路・3席」というレイアウト。
座席を指定したい場合は、追加料金が発生します。
つまり窓際に座って外を見たい場合は、料金を支払う必要があるんですね。
私はぜひ、窓際に座ることをおすすめします。
というのも、下地島空港の3000mある滑走路の先が海に飛び出しているので、到着する時の窓から見える景色が最高だからです。
おそらく、国内にある空港の中で日本一の絶景かもしれません。
他に、音楽などのサービスや電源コンセントはなく、座席間隔も少し狭いです。
ドリンクや機内食も有料。
JALやANAと比較してしまうと、この辺りはどうしても我慢する必要がありますが、フライトは3時間程度なので、問題ないと思います。
その変わり、魅力的なのはもちろん「値段」です。
・航空運賃:7,000円
・空港使用料(大人):380円
・座席指定料:480円〜1,280円
・支払手数料(クレジットカード支払いの場合):500円
合計8,360円〜9,160円
往復2万円前後で、下地島(宮古島)に行ける世界。素晴らしいです。
また、ジェットスターには頻繁にセールも行っていますから、それをうまく利用すると5,000円くらいで行ける可能性もあります。
セールの情報は、公式ホームページから無料会員登録をしておくとキャッチしやすくなります。
ログインボタンから「アカウントを登録しますか?」の隣の「登録」から行ってください。
その際には、「おトクなキャンペーンや最新のセール情報をEメールで受け取る。」にチェックすることを忘れないでくださいね。
旅客ターミナル施設
下地島空港はかなり前からありますが、今回、この就航にあたって新たに「旅客ターミナル施設」がオープンしました。
そのコンセプトは「空港から、リゾート、はじまる。」。
空港に降り立った時から、もうリゾート感を味わえるような造りになっています。素敵ですね〜。
また、台湾、香港、韓国からの国際線も受け入れる予定なので、免税店も入ります。
これは、ガラリと下地島の風景が変わりそうですね。
下地島空港とは
下地島の人口は約60人、そのすぐ隣に密接している伊良部島は、約5,000人ほどの規模の島です。
そこにパイロット訓練飛行場として、1979年に下地島空港が建設されました。もう40年ほど前ですね。
当時から那覇空港との間に旅客機も運行していましたが、利用客が少ないため撤退。
その理由としては、アクセスの不便さにあったと思います。
宮古島市としてメインの市街地は、宮古島の中心にあります。そこに行くには、船に15分(フェリーだと30分)乗って行く必要があるんですね。
宮古島にも宮古空港がありますから、伊良部島以外の地元住民は、わざわざ船に乗って下地島空港へ行くことにメリットはありません。その前後も車移動が必要ですし。
しかし、2015年に伊良部大橋が開通したことにより、市街地へ船に乗らずに車のみで行けるようになりました。
このアクセスの良さで観光地としても有名になり、ホテルやカフェも続々とオープンするようになりました。
手付かずのビーチもたくさんあるので、その透明度さも人気です。
この伊良部大橋開通が、ジェットスター就航の一番の決め手だったと思います。
橋の建設費用は395億円。そして年間維持費は8.4億円かかっています。
人口10,000人にも満たない島にここまでお金をかける理由はなんだろうかと疑問の声も上がっていました。
下地島空港は40年前の建設当初から、軍事利用される懸念があると反対派が根強くいました。
そして、ここに来て沖縄県の普天間基地の移転先の問題。
私も「やはり軍事のためではないのかな」と思っていたのですが、どうやら取り越し苦労だったようですね。
海外セレブもターゲット
下地島空港では、国内線だけではなく、国際線とプライベートジェットも受け入れます。
その就航時期に合わせるように、伊良部島に、高級ホテル「イラフ SUI ラグジュアリーコレクションホテル 沖縄宮古」もオープンしました。
つまり、海外セレブがプライベートジェットで下地島で就航し、海が見える高級ホテルでゆっくりして帰る、というプランも可能なのです。
もしかしたら、国内の芸能人もこぞって訪れているかもしれませんね。
未来予想図
「旅客ターミナル施設」がオープンし、旅客機が就航することにより、観光客が急増し、自然が保てなくなるのではないか、、、という懸念も挙がっています。
しかし、今の段階でも宮古空港だけでも年間130万人の利用があります。人口5万人の島には多すぎますよね。
私個人的には、経済が潤い島が活気づくのであれば良いのではないかな、と思います。
あまりホテルばかり建ってしまうのも微妙ではありますが。
大手企業ばかりではなく、地元住民にも還元できると良いんですけどね。
地元住民にとって一番のメリットは、島からそのまま海外へ行けることではないでしょうか。
そして、安い値段で東京に行けること。
これは、宮古島で生まれ育った特に若い世代にとっては大きな利点だと思います。
一方で、伊良部大橋しか宮古島への交通ルートがないので、下地島空港の就航数が増えていくと、まさかの伊良部大橋が大渋滞になるということが起きるかもしれません。
まとめ
以上、下地島空港のジェットスター(LCC)就航についてでした。
おそらく最初は試験的で、利用者が増えれば、他のLCCであるバニラエアやPeachなども入ってくるかもしれません。
撤退してしまいましたが、宮古空港には2015年までスカイマークも就航していましたし。
国際線も多くの路線が決まれば、国際色豊かな島になることは間違いないですね。
メリットもあればデメリットもある、と表裏一体ですが、できれば便利で過ごしやすい未来が待っていて欲しいものです。
国際的な島へ!
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