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宮古島には博物館というイメージがあまりありませんが、実はいくつか点在しています。
資料や展示物の内容は充実しているのに無料か数百円で入館できる、という費用対効果が抜群なことも魅力的です。
ここでは、歴史や文化を知ることのできる宮古島の博物館についてご紹介します。
宮古島の博物館めぐり
それでは、代表的な4つの博物館を見ていきましょう。
宮古島のことを俯瞰して知ることができる総合博物館、珍しい地下ダム博物館、観光ルートにもなっている海宝館や雪塩ミュージアムがあります。
宮古島市総合博物館
市街地にある博物館ですが、ここには宮古島を深く知るためのすべてが入っています。
宮古島の民族としての暮らし、大型台風が到来した時の状況、戦争の歴史についてなど、さまざまなことが学べます。
他にも、御嶽の場所や、星空、奇祭と呼ばれるパーントゥなど興味をそそられる項目がたくさん。
なかでも1880年の分島問題という、もしかしたら、中国になっていたかもしれないという衝撃の事実も記載されています。
沖縄の学校でも、沖縄に特化した歴史は詳しく習わないので、学校の教科書には載っていない貴重な資料です。
私が一番驚いたことは、宮古島の御嶽の多さです。
御嶽とは神さまや祖先などをまつる場所ですが、人が住むところには御嶽ありというほどの数で、いかに信仰深い島だったのかが分かります。
住所) 宮古島市平良東仲宗根1166-287 営業時間) 料金) |
宮古島地下ダム博物館
宮古島には山がないので川もありません。そのため、昔から水の確保には苦労し、地下水をくみあげて利用していました。
その地下水をせきとめて安定的に利用しようと建造されたのが、地下ダムです。これは世界で初めてのことで昭和62年より建設されました
石灰石に貯められた水はミネラル豊富で、現在の宮古島の生活や農業を支えています。
地下にあるので、実際に見ることはできませんが、その地下ダムのことが詳しく知ることができる資料館です。中では模型やビデオなどでメカニズムを学べるようになっています。
私は小学校の頃、社会科見学で訪れたことがありますが、感想は「なんだか難しい」の一言でした。(すみません)
しかし、この地下ダムのおかげで、水に悩むことのない生活を送ってこられたんですよね。先人の知恵と努力に感謝です。
「世界初」の大型建設ということで、ダムマニアにはたまらない場所となっています。
住所) 宮古島市城辺字福里1645-8 営業時間) 料金) |
宮古島海宝館
レストランやショッピングセンターと併設している、シェル・ミュージアム。
一言でいうと、「貝の資料館」です。海に囲まれた宮古島ならではの施設ですね。
夜光貝やシャコ貝など、館長がすべて集めたというその展示数や種類はアジアNo.1とのこと。
キレイで美しい貝はなぜか心が惹かれますよね。
貝に興味がある方やお子さん連れであれば、ぜひ一度訪れてみる価値はあります。
ただし、この施設は観光バスの団体客用がメインなので、少し営業というかセールス感を感じるかもしれません。
住所) 宮古島市城辺字保良591-1 営業時間) 料金) |
雪塩ミュージアム
宮古島のお土産といえば雪塩、というほど広く認知されている商品です。
雪塩とは、宮古島の地下海水を汲み上げて、そのまま凝縮した塩のことで、真っ白でサラサラなパウダー状が特徴です。
そんな雪塩の製造工程や使い方を案内してくれる施設が「雪塩ミュージアム」。
雪塩関連のお菓子や化粧品も販売されていて、雪塩ソフトクリームが目玉商品ですが、その中でも私が一番興味をそそられたのは雪塩水。
なんでも疲れている時に飲むと味が甘く感じるか、もしくは何も味がしないんだとか。
しょっぱいと感じれば体内のミネラルバランスが整っているそうです。
私は何も味がしなかったので、疲れているんでしょうかね。。。
住所) 宮古島市平良狩俣191 営業時間) 料金) |
まとめ
以上、宮古島の博物館についてでした。
例えば雨が降って、予定していたマリンアクティビティが出来なくなった場合に、こういった博物館めぐりを行ってみても良いかもしれませんね。
実はあまり混雑していないのもポイントで、ゆったりとした時間をすごすことができます。
色々な資料や歴史に触れることにより、きっとまた違った視点で宮古島を見ることができると思います。
思わぬところで点と点がつながったり、新しい発見もたくさん見つかるはずです。
より深く宮古島のことを知りたいという方は、ぜひこのワンランク上の博物館めぐりをしてみてはいかがでしょうか。
おすすめは総合博物館!
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