宮古島にハブはいない!?山がないことと土壌に理由があった

沖縄には猛毒なヘビの一種である「ハブ」がいることでも有名ですよね。

沖縄本島周辺や奄美諸島に生息していますが、宮古諸島には生息していないことをご存知でしょうか。

ここでは、その不思議な理由について、詳しくまとめました。

●なぜ宮古島にハブがいないのか。

ハブは毒を持っているため、噛まれると激痛が走り、手当をせず放置すると死亡することもあります。

そういった危険なハブが生息しない宮古島。

実は、なぜいないのか明確な理由は分かっていないんだそうです。

そのため、「説」でしかないのですが、私が小さい頃から言われていた一番の有力な説は、「山がないから」。

山がないということは、つまり標高が低いということ。わずか約115mしかありません。

宮古島は歴史上、過去に一度海に沈んだことがあると言われ、その時にハブを含めた生き物は全滅したとされています。

さらに詳しく説明すると、そのはるか昔、奄美諸島から与那国島まで陸続きだった時代がありました。2万年〜3万年ほど前の時代です。

その陸続きの時代にハブが生息範囲を広げ、広範囲に生息していましたが、その後海水が上がった時に、標高が低い場所に生息していたハブは海水に沈んでしまいました。

生息できたのは、標高の高い位置にいたハブのみ。

そしてその後、また海水が低くなり、現在の宮古島が現れました。

つまり、海を渡れないハブは宮古島には来ることができないというわけですね。

では、その他の生き物(犬とか猫とか)はどうなんだ、と疑問が湧いてきますが、この辺りは目をつぶりましょう。(笑)

宮古諸島以外にも、沖永良部島、与論島、伊是名島、粟国島、座間味島には生息していないことが分かっています。

どの島も標高が低い方に入りますので、その説は有力かもしれません。

●もう1つの説

「標高が低いこと」以外に、もう1つの説があります。

それは、土壌が弱アルカリ性だから。

ハブが生息する条件は、酸性の土壌です。

宮古諸島はサンゴ礁(石灰岩)が隆起してできた島々で、サンゴは炭酸カルシウムですから、酸化を防ぐ性質を持っています。

そのため、ハブが生息しにくいとされています。

外から連れてきても、10日ほどで死んでしまうそうなので、やはり土が合わないことが考えられます。

ですので、繁殖していくことは難しそうですね。

●ハブとの共存

ハブは、直射日光が苦手なので、基本は日陰にいて夜に活動します。

ハブがいないということは、夜も安心して外に出ることができるということです。

そのため、夜の肝試しなども、林間学校で盛んに行われていました。

「このことは沖縄本島や石垣島では、危険なので不可能なことだよ」と先生が言っていたことを思い出します。

沖縄に広く生息するハブに襲われることがないという安心感の中で暮らせるということは、大きなメリットではないでしょうか。

私が那覇に住んでいた頃は、家の近くに「ハブに注意」という看板が掲げられていました。

幸い、住んでいる間には一度も遭遇はしなかったのですが、やはり怖いですよね。

また、沖縄本島に来て初めて知ったのですが、ハブを捕まえると賞金がもらえるという噂もありました。

捕獲して保健所に提出すれば、賞金としてなんと1匹につき約4,000円ほどもらえるというのです。

この話は事実だったようですが、噛まれる方が続出したので、今はそういうことは行っていないとのことです。

(やはり、プロに任せたほうが良いですね。。。)

●実はいるかも?

さて、これまで散々「いない」ことを前提で話してきましたが、実は100%いないとも言い切れないことが分かってきました。

それは2013年のこと、衝撃的なニュースが宮古島を駆け巡りました。(2013年4月19日)

なんと、とある市内の公園のトイレの中で、ハブが発見されたというのです。

昼食中の19歳の市民が素手で捕まえ(!)、ペットボトルに入れたので、大きな被害が出なかったことは幸いでしたが、これは宮古島住民にとっては大変な事件となりました。

平良港の近くの公園だったため、どうやら貨物船に紛れ込んでやってきたのではないか、と言われていますが、1匹見つかったということは、他にも生息している可能性が高いですよね。

また、最近は土地改良も行われて、土壌が酸性化に進んでいるとも言われているので、ハブが生息しやすい環境が整ってきているかもしれません。

しかし、その後「ハブではないか?」という通報は増えたものの、どれも違うヘビで、どうやら後にも先にも見つかったのはこの1匹のみのようです。

●まとめ

以上、宮古島のハブ事情についてでした。

明確にはなってはいませんが、山がない(標高が低い)ことと、土壌が弱アルカリ性であることが、ハブがいない理由の有力説です。

1匹見つかってしまったので、100%とまでは言えませんが、ほぼ「いない」ということは紛れもない事実。

これは住むにあたって大きなメリットです。

もし、移住を検討している場合は、この辺りもぜひ考慮に入れてくださいね。

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