この記事は約 4 分で読めます。
宮古島の場所は、沖縄本島から南西に約300Kmの位置にあり、そこへ行くための交通手段は、現在、飛行機でのみとなっています。
旅客用フェリーは2008年に停止となりました。(貨物船は運航しています。)
宮古島にはどのくらいの飛行機が発着しているのか、また、台風の時はどうなるのか気になりますよね。
費用や航空会社のことについてもあわせて、詳しくまとめました。
宮古島からの飛行機の便数や種類
まず、宮古島(宮古空港)から発着している便の数や種類について。
これは、とある1日の出発便の例です。
那覇着 15便 石垣着 3便 多良間着 2便 東京着 2便 関西着 1便 名古屋着 1便 |
(参考:2017年7月 宮古毎日新聞)
合計24便です。到着便も同じ数だけあるので、それも合わせると、2倍の48便。
1日48回も宮古島から飛行機が離着陸しているんですね。
この便の数を見ると、いかに沖縄本島の那覇との往復便が多いかが分かります。
朝の7時半から夜の20時半頃まで、1時間に2〜3回のペースで離着陸しています。それほど需要が多いということなのでしょうね。
便数だけで見ると、いつでも行けるという感覚になりますよね。
実際は早割が一般的なのですが、空港に行って満席でなければすぐに乗ることができます。
航空会社(宮古空港)
宮古空港に就航している航空会社は、多い順にJTA(日本トランスオーシャン航空)、ANA(全日本空輸)、RAC(琉球エアーコミューター)の3社。
どの航空会社もすべて片道の普通運賃は19,600円なので、運賃の差はありません。
沖縄県外の方にとっては、聞きなれない会社名かと思いますが、JTAは、JAL(日本航空)グループにあたり、RACはそのJTAの子会社になります。
つまり、最近頭角を現しているLCCと呼ばれる格安航空会社という訳ではなく、大手航空会社の種類に分類されます。
そのため、運賃はあまり安くないんですね。(泣)
座席もそれほど差を感じませんので、あとは好みに別れると思います。マイルを貯めているなら同じ航空会社が良いですしね。
東京や大阪、名古屋といった日本の主要都市へも直行便が出ていますので、離島の中でも比較的アクセスの良い島になっています。
(名古屋の直行便は期間限定なので、就航していない時期もあります。)
福岡や札幌といった、他の主要都市からは、那覇を経由して行き来します。
台風の場合はどうなる?
宮古島と言えば、切っても切れないのが台風です。
1年間に約4回のペースで必ずやってきますので、飛行機を利用する場合は注意が必要です。
台風時は、もちろん欠航になります。
その場合の航空会社の対応はどうなるのでしょうか?
以下は、JALで案内している文面です。
「悪天候(台風・大雪)や自然災害などにより、運航に影響が見込まれる便につきましては、手数料をいただかずに搭乗予定便の変更(振り替え)および払い戻しを承ります。」
つまり、台風で欠航になった場合は、次の日などに振り替えることができますので安心ですね。(ANAも同じです)
ただし、その時にかかった宿泊費や交通費、食費などは自己負担になります。
台風は事前に予測がつきますので、前の日には欠航が決定する場合が多いです。なので、なるべく早めに余裕を持った対策をとりましょう。
もし、欠航になってしまった後、すぐ直近の便にどうしても乗りたいという場合は、直接空港カウンターへ行って手続きをしてもらうことが一番確実です。
もちろん満席の場合が多いのですが、キャンセル待ちの番号を発行してもらい、空港で待機しましょう。
台風のピークの月は8月と9月。ちょうどハイシーズンの時と重なるので、もし旅行の時は一か八かの運にもかかっています。
そのシーズンを外して計画を立てるのも、一つの対策になりますね。
また、台風直撃時に遭遇してしまったら、それを悲観しすぎないことも大切です。
建物の外に出るのは危険ですから、屋内で待機しつつも、その自然の脅威を肌で感じることができます。
宮古島の飛行機まとめ
以上、宮古島からの飛行機の便や種類のことについてでした。
宮古空港にはLCCが就航していないので格安ではないものの、早割を利用すれば数千円に抑えられることも可能です。
特に、宮古ー那覇間は多くの便が離発着しているので、「時間を選べる」という利点があります。
なるべく台風の時期をずらせると良いのですが、それは数日前にならないと分からないので運次第。
台風が直撃した場合は、受け入れる心の余裕を忘れないことも大切です。
前々から予約していたのに、欠航になってしまった場合は、すみやかに払い戻しか振り替えを行いましょう。
振り替えをする場合は、数時間待つことも予想されます。
今はスマホなどでいくらでも時間が潰せるかもしれませんが、せっかくなら宮古島ならではの経験をしたほうが良いですよね。
実は、屋内で楽しめる場所もたくさんありますので、新たに計画を立ててみると、また違った発見をするかもしれません。
2019年から下地島空港にてLCCが就航