宮古島の移住に失敗する理由10選。出身者が思うこと

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宮古島移住失敗理由10選

沖縄本島からさらに南西に300km離れた宮古島。

緑に近い宮古ブルーと呼ばれる青い海、広い空、そしてゆったりと流れる時間に、一度訪れたら「いつかは宮古島に移住したい」と思う方も多いことでしょう。
 

ここでは、宮古島の移住を失敗する理由について、出身者側からの観点と見解をまとめました。

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宮古島の移住に失敗する理由

私は宮古島に生まれ育ち、沖縄本島に数年住んだ後、現在は東京に住んでいるのですが、たまに帰省すると、やっぱりこの海、特に波の音と時間の流れに癒やされます。

ここ数年でテレビで良く紹介されるようになってから、移住する人も増え、ちょっとしたブームにもなっています。
 

確かに、海外移住に比べると、その敷居は低く、東京から飛行機で3時間程度なので、心理的な負担も軽いと思います。

しかし、意気揚々と宮古島移住ををした結果、数年以内に帰ってしまうという方も後を絶ちません。

ですので、宮古島移住を考える時、「失敗したらどうしよう?」という不安が頭をよぎることと思います。
 

そこで、出身者側からの観点で、宮古島移住を失敗する理由を10選挙げました。

ぜひ参考にしてください。

仕事がない

大企業

これは、昔から言われていることですが、戦後日本が高度成長期の中、宮古島を含む沖縄県は取り残されてきました。

大企業がなく、中小企業が主なので、移住をしてきて一から仕事を探そうとすると苦労すると思います。
 

また、移住者はすぐ帰る(辞める)という目でも見られますので、さらに厳しい状況です。

生活をするためだけに職を探そうとするのではなく、なぜこの仕事をしたいのか、戦略を練る必要があります。
 

一番良いのは、移住前の仕事と関連した仕事を選ぶことが得策です。

宮古島にハローワークはある?仕事を探すためのコツも伝授
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時間を守らない風習に耐えきれない

時間厳守

今まで時間を守ることが当たり前の環境にどっぷり浸かってきた方は、宮古島(沖縄県)の時間感覚の違いに苦労すると思います。

遅れた相手を怒っても、「早く来る方悪い」なんて言われたりします。
 

ゆったりした時間の流れを求めるなら、その分時間を守らない風習を受け入れる覚悟も必要です。

お酒が飲めない

泡盛

何かと言うと、行事やイベントごとが多く、酒を飲む機会が多いです。

オトーリといった宮古島特有のお酒の飲み方まで存在します。
 

ですので、お酒が飲めないと人間関係を築けないとまでは言いませんが、特に男性は、お酒が飲めたほうがメリットは大きいです。

食べ物が合わない

沖縄の魚

美味しい食べ物ももちろんたくさんありますが、カラフルな魚にヤギ汁、豚足など見た目にインパクトがあるものも多く、総括すると「クセが強い」。

宮古島で生まれ育った私でさえ苦手なものはたくさんあります。ゴーヤーとか食べられません。
 

自分で料理をするのであれば、ある程度カバーできますが、沖縄料理の味付けそのものが苦手であれば、苦労します。

 

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人間関係がうまくいかない

人間関係

東京は人間関係が希薄だと言われますが、私にとっては、ほど良い距離感で、むしろ過ごしやすいと感じます。

プライベートにあまり踏み込まず、本人の意思をスマートに尊重してくれます。
 

宮古島だとその逆だと思ってください。

欲しいモノが手に入りにくい

ネットショッピング

宮古島にないものである場合、通販で買えれば良いのですが、そうでなければ飛行機に乗って買いに行くしか方法がありません。

ひと昔前に比べると、ネット通販が充実しているので、手に入りやすくはなっていますが、送料がとても高いことは免れません。

行きたい場所に行きにくい

飛行機

こちらも欲しいモノが手に入りにくいと同様、行ける場所が限られてきます。

飛行機代がかかるので、あまり気軽にあちこち行けないことが現状です。

趣味を極めにくい

ウィンドウショッピング

例えば、趣味がマリンスポーツや釣りであれば、宮古島は最高の環境です。
 

それが美味しいラーメン屋巡りだったら?舞台鑑賞だったら?山登りだったら?

著名な方の講習会やセミナー、大好きなアーティストやアイドルのライブ、大規模なアミューズメントパーク、すべて数万円単位の交通費をかける必要があります。
 

私は好きな服を買うためだけに、那覇に往復数万円かけて飛行機で行ったこともあります。(笑)

特に私のようなミーハー気質だと、情報だけが入ってきてその場に行けないというジレンマと常に戦うことになります。

アウトドア派ではない

趣味

アウトドア派であれば、海にバーベキュー、ドライブに釣りと楽しめることがたくさん存在します。

反対にインドア派であれば、住む場所が宮古島である必要はないと感じます。

郷土愛が強すぎる

伊良部大橋と夕日

宮古島だけではなく、沖縄県民の傾向なのですが、郷土愛が強いと感じます。

それだけならまだしも、度を超えると、県外出身というだけで疎まれたりします。

ニュースで事件があると「これだからナイチャーは〜」と偏見の目で見られます。
 

なので、その輪の中に上手に入っていけるかもポイントです。ですが、一旦入ってしまえば、仲間意識が強いので後は大丈夫です。

宮古島の移住に失敗する理由まとめ

以上、宮古島移住を失敗する理由を挙げてみました。
 

何か物事があれば、そこに表と裏、光と影、メリットとデメリットはセットで存在します。

ですので、テレビでは良い面ばかり流され、それだけを信じこんで移住を決心する方もいますが、そこにはネガティブな面も存在することを知ってもらいたいと感じます。

これらネガティブな面と、自分の性格や生活スタイルと合うかどうかをぜひ一度、熟考してみてください。
 

また、人間にはホメオスタシス(恒常性)という、環境を一定の状態に保ちつづけようとする傾向があります。

ですので、何かをガラッと一気に変えようとすると、その分一気に元に戻そうとする力も発揮されます。

無理してダイエットをするとリバウンドすることと同じですね。明日から毎日20km走るぞ!と思っても無理な話と一緒です。

そのため、何かを変えたくて失敗しない方法は、常にマイナーチェンジである必要があります。
 

宮古島移住を検討している方は、失敗しないためにも、ぜひこれらのことを参考にしてみてくださいね。
  

たいらまこ

海がすべてを癒してくれる

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たいらまこ

宮古島出身。
宮古高校卒業後、沖縄本島で6年過ごしたのち、東京に10年以上在住中。

沖縄を離れたからこそ分かる違いや魅力、そして移住のことについて、島を知り尽くした管理人がご案内します!詳しいプロフィール

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