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宮古島に住む上で、切っても切れないのが台風です。
ここでは、時期やピークの月など、宮古島の台風について詳しくまとめました。
宮古島の台風について
沖縄県は特に日本の中でも接近率が高く、毎年必ずやってきます。
台風が接近しなかった年はありませんから、もはや日本の四季のような、おなじみの風物詩とも言えますね。
「台風の通り道」なんてことも言われたりします。
時期は6月〜10月
沖縄気象台の調査結果を調べてみると、台風が来る時期は、1年の中で大体6月から10月までの間です。
まれに4月、5月、11月も数年に1度くらいですがやってきます。
つまり、1年のほぼ半分が台風の時期になるんですね。
反対に12月から3月はここ60年間1度も接近していません。冬の時期は台風もお休みということでしょうか。
ピークの月は8〜9月
それでは、台風が来る時期の中でも、一番接近するピークの月はいつ頃なのかというと、「8月」が一番多く、次いで「9月」になります。
特にその時期は月に2、3回来ることもあるので、「台風の時期は8月〜9月」と言う方も多いです。
実際に私が住んでいた頃も、夏の暑い日が続いている時に台風が来るという印象が強く、「台風=夏」のイメージがあります。
平均接近数は年4回
そして、年間を通しての平均接近数は3.8回(1951年〜2016年)。
つまり、年に4回は必ず接近するんですね。やっぱり多いです。
これまでの情報をまとめると、
「宮古島の台風は1年間に約4回程度、6月から10月の間、その中でも特に8月と9月に多く接近する」
ということですね。
沖縄県の地域別平均接近数
これは沖縄県全体から見て、宮古島だけが突出しているわけではなく、他の地域と比べるとほぼ横ばいで似たような感じです。
地域 | 年間平均接近数 | 接近累計数 |
---|---|---|
宮古島 | 3.8 回 | 253 回 |
石垣島 | 4.3 回 | 272 回 |
西表島 | 4.1 回 | 259 回 |
与那国島 | 3.7 回 | 237 回 |
那覇 | 3.5 回 | 255 回 |
名護 | 3.4 回 | 246 回 |
似たりよったりではありますが、この中でいうと宮古島は石垣島、西表島に次いで3位ということが分かります。
宮古島の台風の威力
1年間に約4回もやってくる台風ですが、経路が少しそれたり、その大きさや風速によっても程度が随分変わってきます。
ただただ強めの雨が一時的に降って終わり。の時もあれば、学校が休みになるほどの嵐になる時もあります。
非日常感を味わえるので、子供の頃はとてもワクワクして外に出て叱られたりもしました。
色んなものが飛ばされて、なぜか水切りラックが道路に落ちていたこともあります。(笑)
台風の目に入ると、本当にスッキリと晴れて、またしばらく立つと荒れていくという自然の不思議さも味わいました。
そんな学校が休みになるほどの台風は年に1回程度でしょうか。
そもそも夏休みにあたることも多いので最初から休みの日が多いのですが。。。
停電になるほどの頻度
停電になるほどのレベルは数年に1回程度あります。
窓の外が豪雨で荒れ狂う中、ろうそくを灯して過ごした怖い夜も何度か経験しています。
私の親世代は、台風が来る度に家が被害にあって相当苦労したらしいのですが、今はほとんどがコンクリート住宅なので、毎回被害に遭うということはありません。
被害が出るほどの頻度
数十年に1回、ドカンと強烈に大きいものが来る時があります。
その時の2003年(台風14号)は、私はすでに宮古島から引っ越した後の時期だったのですが、窓が割れたり浸水したり、停電が数日続いたりと大変だったようです。
ある小学校の体育館の屋根が落ちている光景をニュースで見た時はとても衝撃的でした。
ですが、その数十年に1回以外は、被害はほとんどないと言って良いでしょう。
台風の過ごし方
台風が来たら、外は雨風が強いのでやたらと出歩かず、家でじっとしていることが一番の得策です。
車は動きますし、停電もしないのであれば、会社や大手のスーパーやコンビニは通常運転なので、仕事も普通にします。
現在で台風が来て苦労することは、
どこにも行けない(仕事以外) 航空機や船が欠航になる 停電になることもある 農作物に影響がある |
といったところでしょうか。
台風の時期は、レンタルビデオ屋やカラオケ店が繁盛しますから、みなさん時間つぶしに苦労されているようですね。
まぁ被害がないことが一番なので、平和で良いのですが。
宮古島の台風まとめ
以上、宮古島の台風についてでした。
時期は6月から10月までと意外と長く、その中でもピークは8月と9月。
毎年必ず4回はやってくるので、その時の過ごし方のシミュレーションや、停電対策は日頃から行っておくと良いでしょう。
そして、数年から数十年に1度は、想像を越えた大きい台風がやってくることもありますので、その時のために非常食セットなどを備えておくことも大切です。
逆に、小さな台風であれば、非日常的な「自然」を体で味わうことができるので、きっと良い経験にもなると思います。
宮古島とは切っても切れない台風。
ここは、しかと受け入れて、より良い過ごし方を手に入れていきましょう。
油断は禁物!
(統計はすべて沖縄気象台調べ。ここで言う「接近」とは、台風の中心が宮古島地方気象台の300km以内に入ること。)