宮古島100kmワイドーマラソンとは?完走率や高低差を比較

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宮古島のワイドーマラソン

宮古島は、4月のトライアスロンが有名ですが、100kmコースのウルトラマラソン大会が1月にあります。

宮古島を代表する3つの大橋を渡って、海の絶景を見ながら走ることができる、日本最南端の長距離マラソン大会について、詳しくまとめました。

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宮古島100kmワイドーマラソンの概要

42.195kmを超える距離のマラソンは「ウルトラマラソン」と呼ばれますが、このマラソン大会の正式名称は「宮古島100kmワイドーマラソン」。
 

「ワイドー」の意味は、宮古島の方言で「ワイーとするんだよ」「踏ん張るんだよ」という意味で、一言でいうと「がんばれ」になります。

「ワイー」の日本語訳が難しいのですが、両手で握りこぶしを作ってイーっと力を込めるイメージ。(笑)

つまり、ワイーと力を入れて頑張り抜くマラソンなのです。
 

制限時間

制限時間は14時間です。

つまり、完走するには1kmあたり約8.4分以上で走り切る必要があります。

まだ暗い早朝の5時にスタートし、日が落ちた頃の19時に終了します。

そして、3個所に関門制限も設けられているので注意が必要です。

距離時間開始からのタイム
46.5km地点13:008時間
80km地点16:1511時間15分
90km地点18:0013時間

年齢制限

年齢制限は17歳。18歳以上であれば、男女問わずに参加することができます。国籍も問われません。

ただし、高校生は不可なので、高校を卒業したら参加可能となります。

応募時期

応募時期は毎年8月上旬から11月上旬まで。

定員制限はないのですが、参加人数予定として設定されている数は約600人程度。

2018年時は、応募期間を3週間ほど延長しているので、それほど申し込む人数が少ないのかもしれません。

やはり100kmマラソンランナー人口そのものがまだまだ少ないということですね。

逆に言うと、東京マラソンのように、倍率10倍以上で全然当選しない!といったことはないので、安心して応募することができます。

参加費

参加費は15,000円。

閉会式の後に開催されるパーティー費も含まれていてのこの値段はお得です。

宮古そばにオリオンビールや泡盛など、宮古島ならではの食べ物・飲み物を堪能することができます。

完走率はどのくらい?

標準のマラソンの距離が42.195kmですので、その倍以上になる100km。

その数字を見るだけでもハードなことが分かりますよね。

その完走率はどの程度なのでしょうか。

過去の宮古毎日新聞の記事などから探し、表にまとめてみました。

開催年参加人数完走人数完走率
2018年577名329名57.02%
2017年537名393名73.18%
2016年707名427名60.39%
2015年702名510名72.65%

ここ数年の数値を見ると、だいたい60〜70%程度の完走率ですね。

宮古島は、亜熱帯気候のため、急に豪雨になることが多いので、その分、完走率も天候に左右されてしまうようです。

 
日本各地で開催されているウルトラマラソンの完走率と比べて見ると、ほぼ中間くらいに位置しています。

例)
隠岐の島ウルトラマラソン(島根県):85%
奥熊野いだ天ウルトラマラソン(和歌山県):78%
岩手銀河100kmチャレンジマラソン(岩手県):68%
NAGOURAマラソン(沖縄県):62%

 

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宮古島の高低差はどのくらい?

比嘉ロードパーク

宮古島には山がなく、標高は115mと平坦な島であることも特徴です。

なので、その高低差は100mほど。

高低差が高いと言われている「野辺山ウルトラマラソン」や「白山白川郷100kmウルトラマラソン」は高低差1,000m以上ですから、10倍ほどの差があります。

他と比べて比較的平坦ではありますが、50kmを超えたあたりから、最高標高スポットの「比嘉ロードパーク」に向かって登っていきその後下り、また上り、とアップダウンが激しくなります。

 

宮古島の標高マップとかを見てもらうと分かるのですが、宮古島の東側は、猫が縦にギャッと引っ掻いたみたいな高低のある土地になっています。

 
ですので、

スタートから50kmまでは、南北方向なので穏やか

50kmからゴールまでは、東西方向なのでとにかく坂の連続

という後半が過酷なコースになっているわけです。

それにしても、ゴールに向かってだんだん辛くなっていくのは、ちょっと悲しいですね。。。

 
また、経験者の感想で多いのは、その高低差よりも「強風」に苦しめられたということ。

山がないということは、海風がどこからも吹いてくるということです。

なので、風に飛ばされそうな思いをしながらワイーと走ります。

一番の醍醐味はやっぱり橋!

やはり何と言ってもこのマラソンの一番の醍醐味は、宮古島にかかる3つの橋を渡ることです。

左右には大パノラマの海を楽しめますから、この時ばかりはキツさも吹っ飛んでしまうことでしょう。

橋の前半、登りの時は、まるで空に向かって走っているような、そんな感覚が味わえます。

 
ただし、最初の橋、来間大橋はまだ日が昇る前なので、真っ暗です。

楽しめるのは2つ目の伊良部大橋。折返しではちょうど東に向かって走るので、朝日を見ることができます。

3つ目の池間大橋では、日も上がりきっていますので、思う存分絶景の海を楽しめます。

 
おすすめ宮古島の橋は絶景スポット!インスタ映えの伊良部大橋に注意

宮古島の1月は寒い?

本当に日によるとしか言えないのですが、1月は宮古島の中で一番寒い月でもあります。

平均気温は18度。海風も吹いていますから、体感温度は13度ほど。

参考宮古島の冬の気温はどのくらい?12月~2月は天気も悪く寒い

 
長袖は必須ですし、海で泳ぐことも厳しいです。

しかし、まれに天気が良くなり、20度を超えて暑くなる日もありますので何とも言えないのですが。。。

ただ、真夏のように、暑くて仕方がないということはありませんので、比較的涼しい中で走ることができます。

まとめ

以上、宮古島のワイドーマラソンについてでした。

完走率は6〜7割なので、半数以上が完走しています。

そして、高低差はあまりないけれども、後半ではアップダウンがきついということ。

また、その高低差よりも風に苦しめらることが特徴です。

 
最大の魅力は、絶景の海。

これに尽きますね。運良く天気が良ければ最高です。

 
日本の最南で開催されているウルトラマラソン、もし興味のある方は、ぜひ挑戦してみてください!

  

たいらまこ

ワイドー!

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たいらまこ

宮古島出身。
宮古高校卒業後、沖縄本島で6年過ごしたのち、東京に10年以上在住中。

沖縄を離れたからこそ分かる違いや魅力、そして移住のことについて、島を知り尽くした管理人がご案内します!詳しいプロフィール

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