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宮古島のお祭りといえば、全国的にも有名な、「パーントゥ」。
奇祭といわれ、神様に扮したパーントゥが住民や家や車を泥だらけにする、青森のなまはげにも似た伝統行事です。
ですが、宮古島最大級のお祭りは、何と言っても『宮古島夏祭り』。
ここでは、夏の風物詩でもある宮古島夏祭りについて詳しくまとめました。
宮古島夏祭りとは
『宮古島夏祭り』とは、宮古島で毎年7月に開催される夏のお祭りのことです。
地元住民からは、「みやこまつり」とも呼ばれます。
7月の後半、ちょうど夏休みの始まりに行われるので、子供連れの家族や学生たちで賑わいます。
この日は、市内のメインストリート(西里通り・市場通り・下里通り)が歩行者天国に変わり、屋台や露店が並びます。
綿あめに風船、金魚すくい・かき氷に光るオモチャ(!)など、ザ、夏祭りを思い存分楽しむことができます。
私も子供の頃は親に必ず連れて行ってもらいましたし、学生になってからは、友達同士で浴衣を着て張り切って練り歩いていました。
また、宮古島にこんなにも人がいるのかと、別の意味で驚きと発見があります。
歩行者天国は、時間がまだ日が明るい18時(2日目は17時)から始まり、21時には終了します。
路上では、ダンスありパフォーマンスあり、バンド演奏ありと、あちこち賑やかで飽きません。
その中でもメインのイベントは、ミス宮古島の発表と、大綱引き、そして最終日の花火ショーです。
「ミス宮古島」の発表
宮古島夏祭りでは、宮古島在住の美人女性3人が、「ミス宮古島」として選出・発表されます。
選ばれた3人は、その1年の間、宮古島で行われるイベントに参加し華を添え、また、島外に向けて宮古島をアピールする仕事をします。
なんだかとても大変そうですよね。
むかーしの話ですが、私の友達(同級生)もミス宮古島を勤めたのですが、やはり大変そうでした。
けれど、全国各地のミス○○の方たちとの交流が頻繁にあり、そこから多くの刺激をもらったようで、彼女の人生のターニングポイントになったことは間違いありません。
お作法や立ち振る舞い、化粧の仕方や写真のポーズなど、洗練された大人の女性として変化していったな〜と横で見ていて感じました。
そんなミス宮古島も2019年で第46代目。40年以上も前から代々受け継がれているんですね。
大迫力の「東西大綱引き」
宮古島夏祭りのメインイベントの一つが、「東西大綱引き」。
これは、豊作・豊漁を願って行われますが、東軍が勝つと豊作、西軍が勝つと豊漁になるとされています。
公設市場前交差点で、午後7時半頃から開始。
各地の青年会の男性たちが中心になって、三回勝負で行われます。
青年会によって格好もさまざまなのですが、上半身裸の青年たちが、「ワッショイ!」と力強く綱引きをする姿は見ていて圧巻です。
一般市民や観光客も、後ろの方で参加することができます。
そしてどちらかが勝った時の喜び方もまた大迫力。
人の乗ったお神輿が、胴上げのようにされて宙を舞うんです!
なかなか見ることができませんよね。
ここ最近は5年ほど西軍が連勝しているので、大漁が約束されています。
綱引きが終わった後の綱は、ご利益があるということで、みなさん少しずつ持って帰ります。
「花火」でフィナーレ
最終日に打ち上げられる花火の数は、なんと約1000発!
これは見応えがありますよね。
近くの日程のイベントに「ビール祭り」がありますが、そこで打ち上げられる花火の数は約200発なので、5倍ほどの規模になります。
開催される場所は、市内のトゥリバー地区。
花火の時は、入場禁止になるので、近くで見る場合は、パイナガマビーチやパイナガマ海空すこやか公園からがおすすめです。
隣の伊良部島からも近いので、そこから楽しむ方もいます。
2018年には花火イベントは行われましたが、2019年には行われませんでした。
毎年実行するかどうかは決まっていないようです。
まとめ
以上、宮古島夏祭りについてでした。
そもそもお祭りとは、豊作を祈願して行われるもの。
毎年無事に開催されて、多くの人で賑わい、そして大盛況で終わる。
このことに感謝したいですよね。
最近は、観光客も多くなり、イベントごとも増えて、ますます賑やかになってきています。
宮古島夏祭りの活況さは、宮古島そのもののバロメーター。
いつまでも続いて行ってほしいものですね。
夏の醍醐味!
「宮古島夏祭り」が終わったら次は「ビール祭り」があります。
次の記事では、ビール祭りについて詳しくまとめています。
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