宮古島でのナイチャーという言葉の意味は?出身者が語る本音

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宮古島にいると、ナイチャーという言葉を頻繁に聞くと思います。

この言葉の意味について、地元出身者が詳しくまとめました。

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ナイチャーとは

沖縄県民以外の人のことを「ナイチャー」と呼びます。

これは宮古島だけではなく、沖縄県全体で一般化されている言葉です。

なぜ、そう呼ぶのでしょうか?

よく引き合いに出されるのが先生のteacherです。

「教える人」は、teachにerがついてteacherですよね。

その構造と同じで、「内地(ないち)の人」という意味で、ないちer=ナイチャーになります。

この方言ではない造語のような言葉ですが、いつから使われるようになったんでしょうかね。

少なくとも私が小さい頃からには浸透していましたし、親世代も普通に使っていたので、40〜50年くらい前でしょうか。

使い方

使い方や意味合いとしては、「外国人」に似ています。

「あの人はナイチャーだよ。」「ナイチャーと結婚したんだって」という風に使います。

簡単ですね。(笑)

 

同じ意味で「ヤマトンチュ」という言葉もありますが、これを使うのは沖縄本島で、宮古島ではあまり使いません。

こちらも「海人」を「うみんちゅ」と言うように、「大和(やまと)の人」を指して「やまとんちゅ」と言います。

それにしても、「大和」ってかなり昔の日本のことですよね?

ですので、こちらは沖縄がまだ日本ではなかった「琉球王朝」の時代から使われてきた言葉だと予想されます。

少しだけ意味が入っています

このナイチャーという言葉には、少しだけ意味が入っています。

それは「あなたは自分たちとは違う」というニュアンス。

「あの人はナイチャーだから(自分の気持ちを分かってもらえない、違う考え方を持っている、価値観が違う、しきたりを分かっていない)」

といった感じ。

しかし、誤解して欲しくないのは、差別ということではなく、区別だということです。

男女でも分かり合えないことがあり、良く論争になりますよね。

その感じにとても似ています。

 

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移住者の苦悩

「あの人はナイチャーだからと、いつまでも言われる」という嘆きを聞くことがあります。

おそらく疎外感を感じてしまうからだと思いますし、その気持ちもとても分かります。

 
しかし、A型がB型になれないことと同じように、ナイチャーも一生ナイチャーです。

 
「住民票を移したのに」「3年も住んでいるのに」

と思ってしまうかもしれませんが、宮古島の方が指すのは「内地で生まれ育った人」なので、それは変えることはできませんよね。

ですので、移住して長く暮らしていくのであれば、それは受け入れるしかありません。

ナイチャーと言われるのは「あなたは日本人だと言われていることと同じ」だと捉えれば、とても自然なことではないでしょうか。

宮古島の人の性格を知ろう

「疎外感を感じること」について少し深掘りします。傾向と対策です。
 

私は宮古島で生まれ育ちましたが、その後、沖縄本島・東京に住んで比較して感じた「宮古島の人の性格」を紹介します。

 

『気の利いた言い回しを使うことなく、言葉をストレートに言う』

男性は「おまえ、おい、〜か?」と強めですので、慣れていないとびっくりするかもしれません。

初対面でも「おまえナイチャーなわけ?なんで来たか?」と言われる可能性があります。

とても冷たく感じますが、素朴に質問しているだけなんだと捉えましょう。(本当にそうです)

 

『集団になると、内輪ネタになる』

これはどこの世界でも同じかもしれませんが、人数が集まると、内輪ネタが始まります。

これが沖縄本島や東京だと「話題を知らない人にも説明する」など気を使ってくれますが、宮古島では置いてきぼりです。(笑)

わざとそうしている訳ではなく、そういう気が回せないだけです。

なので、待っていてもいつまでもな感じになるので、ちょっと高度テクニックかもしれませんが、話題を変えたり、自分の話をしたりして、無理にでも話に入るようにしましょう。

そうすれば、疎外感はなくなります。

 

『シャイで人見知りが多いが、おもしろくて明るい』

個人レベルだと、シャイで人見知りが多いです。

しかし、決して陰湿ではなく、基本はおもしろくて明るいので、会話が弾むととても楽しいです。

まとめ

以上、ナイチャーという言葉についてでした。

移住すると、この言葉に疎外感を感じてしまうかもしれません。

しかし、その言葉はただの区別であって、人格そのものを否定しているものではありません。

大人子供、男性女性、日本人外国人と人間は区別しますし、区別されます。

同じように、沖縄本島・宮古島で生まれ育った人と区別しているだけ、という認識で問題ありません。

不必要に傷つかないでOKです。

 
中には、ナイチャーというだけで、怪訝な顔をする人もいますが、それはどこの世界にもいます。

あまりにもひどい場合は、付き合わないことが得策ですね。

しかし、たいていの人は「宮古島のこういうところが好きで、だから移住した」と伝えれば快く受け入れてくれます。

さらに、宮古島の人の性格の特徴を知っておけば、鬼に金棒です。

ぜひ、これらのことを参考にして、より快適に過ごしてくださいね。