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『沖縄に移住してみたのは良いけれど、もちろんメリットばかりではないことは百も承知。
しかし、それでも住んでみて初めて分かって後悔したことも・・・。』
移住経験のある方は、誰もが一度は感じたことがあるはず。
ここでは、沖縄に移住して後悔する代表的なことと、それらを乗り越えるためのポイントやヒントもあわせて紹介していきます。
沖縄移住で後悔すること
沖縄移住で良いこともあれば悪いこともある。
移住した後に後悔することは、たくさんあります。
良く挙がる沖縄移住で後悔することを7つ挙げていますので、何か一つでも見落としていないか、ぜひ確認してください。
目的が分からなくなった
移住して、給料をもらう仕事に就く場合、ガクンとその賃金は下がります。
最低賃金は日本一ワーストの790円です。(令和元年10月3日)
東京都の1013円に比べるとその差は歴然としています。
「いやいや家賃が安いから大丈夫でしょ」と思いがちですが、数年前と比べて家賃はそんなに安くありませんし、物価も安くありません。
例えば沖縄だからといって、パソコンやテレビが半額にはなりませんよね。(笑)逆に輸送費がかかるので高くなります。
実は東京の方が、モノは安いんです。
そして、電車がないので自家用車は必需品。ガソリン代もかかります。
また、暑い時期が長いのでエアコンもガンガンに使用します。結果、電気代もかかります。
そしてやってくるのは昨年稼いだ額に対しての住民税の支払い。
Uターンで帰った何人もの友人がこれに苦しめられています。
毎日アクセク働いても給料が低く、さらに働いてどこにも遊びに行けない・・・。
これだと何のために移住したのか分からなくなりますね。
移住前に、しっかりとした貯金、もしくは給料以外のお金の入り口を確保しておくことが大切です。
飛行機代が高い
移住するということは、生まれ育った「実家」が海を越えた遥か遠い場所になるということです。
急な冠婚葬祭の場合の飛行機代はバカになりません。
親に突然何かあったら?何度も通うことになったら?数十万単位で出費がかさみます。
こちらも先ほどと同様、しっかりとした収入源を持っておくことが大事です。
人間関係がうまくいかない
移住してわずか数ヶ月で、地元の方との深い人間関係を築けると思っていませんか?
これは沖縄に限らず、どこの地方でも同じではないでしょうか。
例えるなら学生で言うところの転校生扱いです。最初から共通点のない者同士は心が通じにくいですよね。
沖縄には、沖縄から一度も出て暮らしたことのない方が多いです。
そのため、ニュースの事件・事故の情報を鵜呑みにして、「内地の方は怖い、何を考えているか分からない」という思考になります。
もちろん沖縄が辿ってきた歴史も一因ではありますが、やはり「今」流れるテレビからのニュースの影響が強いです。
そして、一度、県外に出たけれども何らかの嫌な理由で帰ってしまった方も多いです。
そのため、県外の方を一方的に毛嫌いする方も中にはいます。
コミュニティがすでに出来上がっている場所に馴染むには、まずは、一度よそ者扱いをされてから、数年単位で共通点を作っていき、信頼を培っていく覚悟と根気が必要です。
四季がない
3月〜4月に桜が咲いてスギ花粉が舞い、6月にはシトシト梅雨が降り、8月に暑い夏を迎えて、10月に紅葉、そして、12月〜2月に凍えるような寒さと雪。
そんな日本の四季を沖縄ではハッキリと感じられません。
もちろん夏は暑いし冬は寒いですが、四季の変わり目は、なんとなく曖昧です。
日本の四季に慣れ親しんで育って来た方にとっては、これが意外と辛いようです。
ここは発想の転換をして、気温差が緩やか、花粉症がないなど、沖縄にしかない自然を見つけていくと良いでしょう。
生活環境が急に変わりすぎた
住む場所、人間関係、仕事、すべてをゼロから始めることになりますので、実は相当なストレスやプレッシャーを心と体に与えることになります。
ほどよく息抜きをしながら、前向きに物事を捉えて楽しむことがポイントです。
体質が合わない
これは住んでみないと分からないことですが、水が合わない・食べ物が合わないなどで、苦しむ方もいます。
こればかりは体質との相性なのでなんとも言えませんが、その場合は、水を買う・自炊するなどで対処をしていく必要があります。
思ったより日差しが強い
日差しが強いということはもちろん知っていたがまさかここまでとは・・・。
「突き刺さる」という言い方がまさにドンピシャ。照りつけるような暑さは尋常ではありません。(笑)
紫外線も日焼けも避けたいし、体力も持っていかれるので、できるだけ昼間は外に出ないほうが得策です。
地元民が海で泳いだり遊んだりする時間も、日中ではなく夕方からが多いです。
沖縄移住で後悔することまとめ
以上、沖縄に移住して後悔することをまとめました。
もちろん、「後悔する」感情を持つのは自分自身。つまり、捉え方の問題です。
うまく乗り越えられるかどうかは、それらを受け入れて楽しめることができるかにかかっています。
沖縄でしか味わえないこと、自分の心がワクワクすること。これらをたくさん見つけることができれば、例え後悔することがあっても、それは自分にとって小さなことになるはずです。
まずは「何のために移住をするのか」という目的をしっかりと持って、些細なことでもブレない軸を作ることが最優先事項です。
沖縄に移住してから後悔しないためにも、ぜひこれらのことを参考にしてみてくださいね。
転ばぬ先の杖