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沖縄県は、全国と比べても車に依存している生活ですから、電気自動車に取り替われば、その影響度はかなり高いと思います。
ここでは、沖縄の電気自動車について、詳しくまとめました。
電気自動車とは
電気自動車とは、その名の通り、電気で動く自動車のこと。
英語ではElectric Vehicle(エレクトリック ビークル)といい、EVと略されることが多いです。
出川哲朗さんの初めての冠番組「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」(テレビ東京)でも、電気自動車ではないですが、電動バイクを使用しています。
2017年4月からスタートしている番組なのですが、これが高視聴率を獲得しているそう。
フル充電すると20km走行でき、充電がなくなったら一般の方に「充電させてくれませんか?」とお願いしながら旅をするという企画。
充電方法は家庭用100Vの電源コンセントがあればOK。充電時間は約2時間で満タンになります。
ちょうど2時間程度でまた充電がなくなるので、この繰り返しで旅に変化ができ、充電してくれる方と繰り広げられる人間模様が見どころです。
確かに考えてみると、今までこういった旅番組はなかったかもしれません。
この番組のおかげで、個人用の充電式電動乗り物が一気に知れ渡り、そして身近になったことは間違いありません。
メリット
さて、電気自動車のメリットですが、やはり一番は「エコ」でしょう。
排気ガスを出さないことは、環境に優しい選択をするということです。
フランスでは、2040年までに国内のガソリン車とディーゼル車の販売を禁止すると明言しています。
他にノルウェーやオランダ、イギリス、そしてインドに中国といった多くの国が同じように、電気自動車の推進をしていく計画のようです。
もう一つのメリットは、自宅で充電ができること。
充電設備を設置する必要がありますが、遠出しない限りガソリンスタンドに行かなくて良いということはかなり便利ではないでしょうか。
デメリット
では、なぜ普及が遅いのかというと、メリットに対してデメリットが大きいから。
デメリットの一番は、充電時間が長いということ。
ガソリン車だとほんの10分程度あれば補給は終わりますが、充電となると数時間かかります。車によっては30分あれば良いそうなのですが、それでも長いですよね。
となると、充電切れをいつも気にする状態になってしまいますが、それは走行距離にも影響してきます。
携帯電話は充電しながらの使用が可能ですが、電気自動車の場合そうはいきません。(屋根にソーラーパネルを付ければ可能でしょうか。。。)
また、値段もとびっきり安いわけではありません。
普及のために自治体から補助もあり、充電スポット無料サービスなどもありますが、それを踏まえてもまだまだ高いです。
また、充電池が劣化した場合の交換費用もかかります。
もう一方で、メーカーの事情ということも挙げられます。それは電気自動車が普及してしまうと、これまでのガソリン車の部品を請け負っていた会社の受注がなくなり、潰れてしまうからです。
沖縄の実情
沖縄県では、周りを海で囲まれているという地理的条件のため、移動距離が限られてくるので、積極的に普及化運動をしています。
充電スポットも増えてきて、インフラも整ってきています。
住民だけではなく、観光客にも使ってもらおうと、レンタカーとして電気自動車を導入したりといろいろ工夫をしているようですが、やはり「充電時間の長さ」のネックは大きく、ガソリン車が好まれるようです。
個人的に思うこと
いくら環境に良いからと言っても、高くて不便といった状態では、普及しないのも当たり前ですよね。
那覇に住んでいる時に痛感したのが、渋滞の酷さ。
それもそのはず、電車(モノレール除く)がないので、通勤・通学(大学生や専門学生)でほとんどの人が車を使用します。
車の中をよくよく見ると、みんな1人しか乗っていないんですよね。
1人用の車で、その分車線も多くすれば、渋滞は緩和するかもしれないと思ったこともあります。
こういったことが電気自動車化によって、解決するのであれば、一気に普及するのではないかと思います。超小型EVも開発されていますしね。
また、宮古島に住んでいた頃は、車は必須でしたが、渋滞なんて特にありません。
沖縄本島よりも小さい面積の島なので、さらに移動距離も限られてくるため、後は値段とデザインでしょうね。
車なんて、一生のうちに何度も買い換えるものでもありませんから、特に初めて車を買う若い方に受け入れられるかが鍵だと思います。
まとめ
世界的には、電気自動車化が推し進められているので、この波は遅かれ早かれ日本にもやってくると思います。
多くのデメリットを克服することは大変ですが、そこに先駆けて全島電気自動車化が実現すれば、世界に向けてかなりの宣伝になるのではないでしょうか。
数年後、もしくは数十年後、道路を走る光景がどうなっているか、楽しみです。

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