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宮古島の物価は高いのでしょうか、安いのでしょうか。
宮古島から東京に移住した出身者が、賃貸や光熱費、暮らしに必要なものをそれぞれ比較しましたので、ぜひ参考にしてください。
物件の家賃
まず、一番大きな違いは家賃です。
沖縄県宮古島市の平均家賃:57,896 円
(参考:マンション相場 住宅相場 土地価格相場 ウチノカチ より。2018年12月時点)
東京が異様に高いかもしれませんが、約2倍ほどの差があります。
10年くらい前だと、30,000〜40,000円台のイメージだったのですが、今は60,000円前後と考えたほうが良いですね。
最近は、宮古島への移住ブームにもなっていて、物件そのものが空いていないという現象が起きています。
そのため、需要と供給のバランスが崩れて、宮古島と言えども、家賃が高くなっている傾向です。
『海が見えて、新しくて広くて市街地の便利な場所』
といった条件の物件は、根気よく探していく必要があります。
現在は、建設ラッシュでもあるため、タイミングが良ければ素敵な物件を借りられる可能性も高いです。
光熱費
いわゆる生活をしていく為に必要な最低限の光熱費ですが、東京と比べると少しだけ差があります。
電気代
基本料金や1契約金、最低料金など諸々計算方法がありますが、ここでは単純に1kwあたりを比較します。
沖縄電力:1kw 22.53円
水道代
こちらは、20m³使用した場合の計算です。
宮古島市上下水道部:3,294円
ガス代
宮古島には、プロパンガスを提供しているガス事業者が10社ほどあるので、価格はガス会社によります。
料金プランも複雑で、会社によって違いますが、基本的には「基本料金+従量料金」です。
東京ガス:10m³ 2,171円
(プラン1例です)
プロパンガスか都市ガスかの違いにもよりますが、明らかにプロパンガスのほうが高いです。
これらをまとめると、電気・水道・ガス代はすべて宮古島のほうが高いということになります。
離島ということもあり、全国水準の生活を維持するには、それ相応の費用がかかるということがわかりますね。
暮らしに必要なもの
家賃や光熱費以外に、日用品や電化製品など暮らしに必要なものがあります。
それでは、宮古島で暮らしていく上で必要なものを、それぞれ見ていきましょう。
日用品
日用品は、東京と比べても高くもなく安くもなく、といったところでしょうか。
主なスーパーはサンエーやかねひで、マックスバリュ。
そしてドン・キホーテや100円ショップもあるので、大抵のものはそこで安く揃えることができます。
シャンプーやトイレットペーパーもそこまでの差はありません。
電化製品
一方、電化製品になると高いと思います。
東京だと、家電量販店が多く、他のお店より安く!といった傾向なので、いくらか値切ることもできます。
また、私が引越した後すぐに初めて利用したビックカメラで感動したことは、10%分のポイントが付くこと。
10%ですよ?
10万円以上の家電を買うと、そのポイントでアイロンやポットがおまけで付いてくるといった感覚です。
宮古島での家電量販店ではあり得ないことですね。
このポイント制度を考えると、宮古島の電化製品は高いと言えます。
飲食店
飲食店は安いと思います。
ランチにしても、居酒屋にしても、そこまで高額の設定をしているお店はあまりありません。
ランチの相場は500円〜700円程度、居酒屋は2,000円〜4,000円程度でしょうか。
お弁当も300円〜400円代で買うことができるので、ありがたいですね。
自動車
東京では車を持たなくても、電車のみで生活をすることができます。
会社から交通費も出るので、その範囲内であれば、タダで移動をすることができます。
これは大きいですよね。
宮古島は自動車がないと、どこにも行けず、会社からの交通費なんてものもありません。
そのため、自動車代、ガソリン代、車検代はプラスαでかかってきます。
唯一救いなのが駐車場代がほとんどかからないということ。
たいていの場所は無料で停められます。
また、タクシー代ですが、数年前は東京と宮古島では、家賃と同じく2倍ほどの差があったのですが、価格改定されてなんと逆転の現象が起きています。
宮古島:初乗り1.167キロ460円。341メートルごとに60円加算
これまでの常識が覆されるショッキングな出来事です。
しかし、宮古島ではタクシーを生活の足として使うことはほぼほぼありません。
宮古島の物価のまとめ
以上、宮古島の物価についてでした。
高いもの、安いもの、それぞれありますが、宮古島外からのモノには輸送費がかかっているので、全体的に安くはありません。
そして、プラスαとして 自動車代がかかってきます。
唯一の救いだった物件の賃貸代も高くなっている状況。
宮古島で暮らしていくには、金銭的に余裕がないと大変だということが分かりますよね。
また、1人当たり県民所得は、東京都450万円に対し、沖縄県は210万円と約半分です。
このことを考慮して相対的に見ると、さらに物価は高くなります。
移住を考えている場合はぜひ、これらのことも参考に検討してみてくださいね。

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