沖縄のお祝い料理あれこれ。しきたりや風習からの考察

沖縄では、とにかく「お祝い」が多いです。

・合格祝い
・誕生祝い
・建築祝い
・入学式
・成人式
・お正月
・結婚式

思いつくだけでもこの通り。特に子供のためのお祝いが多いですね。

しかもお祝いの時は、家族だけではなく、親戚や近隣の方、職場の方、友達まで幅広く声を掛けるので、家で行う場合は、参加者が30〜50人規模になります。

結婚式では300人規模が平均です。これが普通と思っていたのですが、東京に移住してからその話をすると、「芸能人か!」とびっくりされます。(笑)

それでは、沖縄の家庭でのお祝い料理にはどのようなものがあるのでしょうか。

スポンサーリンク

沖縄のお祝い料理

もちろん「お祝い料理」と一言で言っても、地域や家庭によって違ってきますが、ここではその一例として、私が生まれ育った実家(宮古島の平良)をメインに説明していきます。

中味汁

中身汁

お祝いに欠かせないのがこの豚モツのすまし汁。

豚モツ、豚の赤肉、しいたけ、こんにゃく、かまぼこを入れたかつおだしのお吸物です。好みで人参やたけのこ、沖縄そばを入れても美味しいです。

私はこれが大好きで、何度もおかわりしてしまいます。毎日食べても良いくらいです。

祖父母の家では、ヤギを飼っていたので、お祝いの席には山羊汁が出ていました。

お米(赤飯か炊き込みご飯)

お米を炊いたら、すぐ食べやすいように一人分ずつラップに包んでおにぎりにします。

それを山盛りにして置いておけば、食べたい分だけ食べられるし、お茶碗も不要!

大人数にはもってこいの知恵ですね。赤飯が苦手な方もいるので、白飯と2種類作ります。

お刺身

父が釣ってきた魚を刺し身にします。

宮古島のカツオ

天ぷら

父が釣ってきた魚を天ぷらにします。

宮古島の魚天ぷら

おかず

三枚肉やクーブイリチーなど沖縄ならではの家庭料理を、大きな鍋で大量に作ります。

他にも料理として出されるものは、以下の通り。

冬瓜の煮物、もずく酢、昆布巻き、ミミガーの和え物、茶碗蒸し、揚げ豆腐、田芋など。

その時々で違いますが、このような料理を何品か作ります。(全部ではありませんよ!)

宮古島の冬瓜料理

もずく

オードブル

テーブルを華やかに飾ってくれるものとして欠かせないのがオードブル。

プラスチック製の大きな皿に、6〜7品の惣菜を盛り合わせたものです。だいたい4〜5人前で3000円。

枝豆に焼き鳥、ウインナーに唐揚げ、エビフライなど、酒のつまみに合う食べ物が並びます。

そして一緒にお寿司のオードブルも用意すれば、一気にお祝い感がでます。

沖縄はお祝い文化なので、入学式や成人式の時期になると、オードブルがスーパーにズラリと並びます。お弁当屋や居酒屋でも注文を受け付けています。

数十人単位をもてなすお祝いですから、手料理だけでは間に合いませんので、需要が高いんですね。

口コミも凄いので、あそこのオードブルが美味しいなんて噂が立てば、一気に売り切れます。

デザート

母オリジナルの、サーターアンダギーに似たような細くて硬い揚げ物。オリジナルなので名前がありません。(笑)また、手作りのゼリーも作ったりします。

飲み物

宮古島の泡盛

泡盛(菊之露)が基本なので、2本縛りになった一升瓶を数本購入します。

ビールとさんぴん茶の缶もケース買い。後は子供用にジュースを何本か。

以上が、私の家庭でのお祝い料理です。

スポンサーリンク

沖縄のお祝いの流れ

これだけの料理を用意するために、まずスーパーへ行って、大量の買い出しからスタートです。

そして当日、日が落ちてくる頃に座卓(ローテブル)を2つ並べて、オードブルや料理を並べます。

18時〜19時を過ぎた頃にポツポツとお客さんがやってきます。(時間は自由です。)

お客さんが来たら、まず温かい中身汁を入れて、刺し身とちょっとしたおかずを入れた一人分用の小皿と割り箸、そしてコップをセットでお出しします。

入学式や成人式の日は、多くの家でお祝いがあるので、参加する側は、数件の家を回ることになります。

なので、だいたい1件30分〜1時間くらいお邪魔したら、「じゃあ次の家があるから」と言って帰ります。そして次のお客さんが来るといった感じです。

その間、テーブルの料理がなくなったら補充、お酒や氷が切れないように補充と、居酒屋の店員並みに慌ただしい時間が過ぎていきます。

それが数時間続き、何人来たか分からないくらい人が入れ替わり立ち替わりした後、22時〜23時頃にようやくお開きの時間。

最後に片付けをしたら、お祝いは終了です。

これを数ヶ月に1回のペースで行っているので、本当に沖縄のお母さんって凄いですね。。。

料理好き、人好き、子供好きじゃないとやってられません。(笑)

そして朝からパワフルに頭と体を動かす必要があるので、体力勝負でもあります。

まとめ

それにしても、こうやって改めて振り返ってみると、子供が産まれた時から成人式まで、節目節目でみんなでお祝いして、成長を見ていくなんて良い文化ですね。

大変さもありますが、それだけ人と人との関わり合いを大切にする風習です。

都会にはないこういった時間の過ごし方も、たまには味わってみても良いかもしれませんね。

こんな記事も読まれています。
沖縄の島とうがらしの作り方と使い方。簡単だけど注意点あり!

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする