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宮古島に移住したいと思った時に、頭によぎるのが、毎年直撃している台風のこと。
日本全国のニュースでも頻繁に取り上げられますので、そのイメージが強いですよね。
そして、台風が来た場合に「ライフラインが止まってしまわないか」「停電は大丈夫なのか」といったことも心配です。
ここでは、宮古島の停電の頻度はどのくらい起こるのか、また起こってしまった場合の対策など、詳しくまとめました。
備えあれば憂いなし。ぜひ、参考にしてください。
宮古島の停電の頻度
宮古島での停電の原因は、ほとんどが「台風」にあります。
強風で電柱が倒れたり電線が切れたりして、一瞬で電気が通らなくなります。
宮古島へ訪れる「台風」の頻度は、平均して年に3〜4回。
関連「宮古島の台風の時期は意外と長い?ピークの月や平均は?」
2018年の統計はまだ発表されていないのですが、2週連続で来ていたりしていたので、例年よりも多い方だったと思います。
ニュースを追って調べてみたところ、2018年の停電情報は以下の通り。
台風8号(7月)12,000世帯 台風18号(9月)18,000世帯 台風24号(9月)7,000世帯 台風25号(10月)180世帯 |
台風が来る度に停電があると言っても良いくらいですね。
宮古島の世帯数は22,000戸ですから、かなりの確率で停電になったことが分かります。
実家に大丈夫かと電話して聞いてみたのですが、特に停電にならなかったとのこと。
(逆にすごい確率ですよね。。。)
このように、その地域によっても、停電になるならないが変わってきます。
私の実家は、元平良市なのですが、2年に1回くらいの頻度で停電していたと記憶しています。
しかし、停電しても数時間程度で、遅くても次の日には電気が通っていました。
ですので、その停電した時間(特に夜)をどう過ごすかが大事になってきます。
停電になった時の対応
停電になった場合は、まず真っ先に、明かりの確保をしましょう。
懐中電灯やろうそく、ライターを用意します。
そして、次にドライヤーや電子レンジ、アイロン、オーブンなどの発熱系の電化製品のコンセントを抜きます。
これをしておけば、復旧した場合の過剰な温度上昇を防ぐことができます。
そして次に、ブレーカーの状況を確認します。
もし、ブレーカーが落ちていたら、ブレーカーを上げれば停電終了です。
しかし、ブレーカーが上がったままの場合は、そのままにしてラジオかネットで情報を集めることが先です。
地域一体が停電になっていることが分かれば、あとは復旧するまで待つのみです。
ブレーカーを落としたほうが良い、冷蔵庫のものを出したほうが良いなど聞きますが、数時間の停電であれば、何もしないほうが良いです。
ブレーカーを落としてしまうと、復旧したかどうか分かりませんし、冷蔵庫は開け閉めしなければ、氷も溶けずに数時間は持ちます。
停電した時は、それこそ不安と恐怖でいっぱいですが、それも最初だけで、あとは眠るしかありません。
幸い、台風のピークの時期は8月から9月なので、凍えてどうしようもない、ということはありません。
また、反対に太陽も出ていませんので、暑くてしょうがない、ということもありません。
とにかく気をつけることは風が強いので、不要な外出はしないこと。家の中でじっと時がすぎるのを待ちましょう。
そして1日以上たっても停電が復旧せず、長時間に及ぶのであれば、冷蔵庫の中の物は取り出してしまいましょう。
水漏れして漏電してしまう可能性もありますので、氷も出してコンセントも抜きます。
停電の事前対策
台風が来る度に停電になるわけではありませんが、1年に1回はあるかもしれない、と覚悟して備えておくと、後々とても助かります。
私の実家でも、ろうそくと懐中電灯、ラジオは常に保管していました。
現在は、台風で家が崩壊することはほとんどありませんので、心配しすぎず、1日夜をすぎればなんとかなるという気持ちで乗り越えましょう。
◉懐中電灯
◉ろうそく
◉ライター
◉電池式充電器
◉電池
◉携帯ラジオ
◉カップラーメン
現在は、携帯電話一つで、ライト・情報収集・暇つぶしのすべてができるので、「電池式充電器」と「電池」が一番重要かもしれません。
そして、台風時は高波のため船が就航することができず、物流もストップしますので、カップラーメンのような保存の効く食料品も2〜3日分買ってストックしておきましょう。
また、暗くなってからブレーカーの場所を探すことも危険ですので、家の中のどの位置にブレーカーがあるのか、「ブレーカーが落ちる」とはどの状態なのかも抑えておくと良いですね。
●停電したらどこに連絡したらいい?
停電した場合に、どこから情報を確認するのでしょうか。
それは、「沖縄電力ホームページ」が一番早くて正確です。
最近から始めたという沖縄電力の公式Twitterもあります。
フォローしておけばタイムリーな情報をキャッチしやすくなります。
沖縄電力株式会社です。
当社からの緊急時のお知らせなどをタイムリーにお伝えしてまいります。
よろしくお願いします。— 沖縄電力株式会社 (@OKIDEN_Official) October 10, 2018
まとめ
以上、宮古島の停電についてでした。
記憶に新しいのは、2003年の大きな台風の時。
私はその時はもう宮古島から出て、那覇に住んでいたのですが、宮古島では3日〜4日ほど停電が続きました。
後から家族や友達から話を良く聞くのですが、やっぱり相当大変だったようです。
コンビニやスーパーからはすべて物がなくなり、この停電はいつまで続くのだろうという不安感との戦い。
台風自体も恐ろしく家の窓がすべて割れるかと思うくらいの地響きで、夜も眠れなかったそうです。
しかし、これだけの大きな台風は十数年に1回ほどです。
毎年このような大きな台風は来ませんが、数時間の停電はあるかもしれない、と認識しておくことが大切です。
また幸いにも、台風が上陸することは、だいたい1〜2日前には分かりますので、事前に対策をすることができます。
事前準備をしっかりして、いつ停電が来てもいいように備えておきましょう。

まずは懐中電灯!