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宮古島には「まもるくん」と言って、警察の格好をした人型の人形が道路脇のあちこちに設置されています。
これは、宮古島警察署(宮古島地区交通安全協会)が交通安全のために置いているものなのですが、そのリアルさと、顔の不気味さが相まってなぜか人気に火が付き、今では宮古島のゆるキャラのような存在になっています。
そんなまもるくんのことについての詳細や、宮古島で会える場所などをご紹介します!
まもるくんとは
まず、正式名称ですが、新聞やWikipediaでは「宮古島まもる君」と表記されています。
他にも「宮古島まもるくん」「宮古まもるくん」「まもる君」「宮古島守」「警察官ロボット」などさまざまな呼び名・表記があるので、実際にはあまり統一されていないようです。
さて、このまもるくんは何なのか、ということですが、一言でいうと「かかし」みたいなものです。
かかしは「人間に扮して鳥や獣を追い払う」ことが目的ですが、まもるくんは「警察官に扮して運転手の注意喚起を行う」ことが目的です。
最初は数が少なく、あまりお目にかかれなかったと記憶していますが、今では20人近くにまで増え、なんと女性まで存在しています。
その名も「まる子ちゃん」。
警察官であれば「ちゃん」付はおかしいし、「まもる子」ではなくなぜ「まる子」なのか、疑問は深まるばかりです。(笑)
まもるくんとの思い出
さて、そんなまもるくんですが、私が子供の頃は存在しませんでした。
最初に出会ったのは、運転免許を取ったばかりの頃。
意気揚々とドライブばかりしていたのですが、夜、街灯も何もない暗さの中に、このまもるくんが車のライト前に浮かび上がった時は、恐怖におののいたことを今でもはっきり覚えています。
顔も不気味すぎるし、見るたびに「ビクッ」とするので、気持ち悪いな〜と思っていました。
それがまさか人気に火が付くとは・・・。確かに一度見ると忘れられないので、良くも悪くも、存在感があるということは強いですね。
また、宮古島でドライブをする時に、海ばかりだと飽きるので(笑)、「あの、気持ち悪い人形を見て回ろう」となるのも自然な流れだと思います。
今では、宮古島まもるくんのマップまで存在し、しかも顔も一体ずつ違うというので、コンプリートしたくなる人間の心理をうまくくすぐってきますよね。
その名も「まもるくん探し」。
設置場所も突然変わったりするようですから、レアまもるくんも存在するとか。まさにゲームのように追いかけたくなりますね。
また、まもるくんの歌もリリースされたり、お土産品としてグッズもたくさん販売されたりと、勢いとビジネス化が止まらない状況です。
まもるくんを見るには?
宮古空港から一番近いまもるくん
なんとびっくり、宮古空港から一番近いまもるくんは、宮古空港にあります。(笑)
到着ロビーに設置されていますから、何の苦労もせずすぐに会うことができます。
宮古空港から一番遠いまもるくん
一番遠いまもるくんは多良間島に存在します。多良間島に行くためには飛行機を使わないといけないため、結構ハードルが高いです。
その次に遠いのが伊良部島。伊良部高校入口の交差点にあります。この島へは伊良部大橋で繋がっていますので、車で行くことができます。
実質、ドライブで一番遠い場所にあるまもるくんはここですね。
しかし、これって宮古島まもるくんではなくて、伊良部島まもるくんですよね?
「宮古島」にこだわるのであれば、城辺にある東平安名崎に行く道中の、海宝館前のT字路にいるまもるくんが一番遠いです。
まる子ちゃん
紅一点、女性のまる子ちゃんは、宮古島警察署にあります。赤いジャケットに白いズボンといった装いで他のまもるくんとは一線を画して華やかさがあります。
この宮古島警察署には、グッズも売っています。ストラップやステッカーならまだ分かるのですが、ピアスにネックレスまで・・・。いったい誰がいつ着けるんでしょうか。かなり勇気が必要そうです。
インスタ映えまもるくん
せっかく写真を撮るならインスタ映えする一枚が欲しいですよね。
それなら住宅街よりも、青い空とサトウキビ畑を背景に佇む姿がおすすめです。
以前、宮古島市役所上野支所(ユートピア入り口)に設置されていた場所がベストだったのですが、異動されてしまったようです。
候補としては、城辺野原越交差点近く、伊良部高校入口交差点、皆愛交差点、上野ドイツ村入口あたりが周りにあまり家がなく、後ろが畑なので良い写真が撮れそうです。
また、道路沿いの街路樹にヤシの木があれば、写真に一緒に入れることで南の島の雰囲気を出すことができますね。
まとめ
以上、宮古島まもるくんについてでした。
元々は、住民の交通安全を守るために設置された人形ですが、今や愛されキャラへと変貌を遂げた不思議なまもるくん。
一度見たら忘れられない独特のオーラをまとっています。
これからも増設されるのか、また異動し続けるのか、今後の動向も見逃せません!
宮古島のシンボル!